タイトルを決める

構成と同じくらい本のタイトルは重要である。書店に並ぶ多くの本の中から、読者はまず、面白そうな本のタイトルの本をとる。どれだけ内容や構成が面白くても本を取ってもらわなければ意味がない。「バカの壁」などタイトルが秀逸でベストセラーになった本もある。自費出版でもタイトルは需要である。タイトルを決めることはプロの編集者でも難しい。タイトルのつけ方は千差万別で、ふた文字の短いものから、文章調の長いものがある。ただし、世間に出回るベストセラーの真似はしない方がいい。いくら面白くても、本とかけ離れたものになってしまうと読者を騙すことになる。本の内容を書きながら、じっくりと本の内容とあったタイトルを考えていけばよい。関係のないことをしているときに思いつくことがあるので、焦りは禁物である。本のタイトルにサブタイトルをつけるのもよい。タイトルは短めにして、表現しきれないところは、サブタイトルで補う。タイトルとサブタイトルを一緒に考えたほうが、表現の選択の幅が広まる分、アイディアが出やすいはずだ。また、新刊本は、本に巻く帯の帯文の目がいく。これは、読者の目にまずとまるので、慎重に考える必要がある。タイトルで本の核心をつき、サブタイトルでそれを補強する。そして帯文で、それらのエッセンスを具体化する。また、各章のタイトルも重要だ。そっけなく「1章」、「2章」と書く方法もあるが、それらのあとに短い言葉を添えた方がよい。これは、原稿を書く前でも書いたあとでもどちらでもよい。原稿を書き進める途中でいイメージが膨らみ、書く前には思いつかなかったものが思いつくかもしれない。